世代レベル

どうも。

 

今回はJRAの過去と現状、今後について、個人的な考えをつらつら綴っていこうと思います。血統ベースの話をだらだらと書くので興味がなければ美波・彩親子を眺めて回れ右をしてもらって大丈夫です。

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まず、今から書くことについて、なぜこんなことを考えようかと思ったかというと、今年の4歳世代が低レベルだと騒がれていたことがきっかけです。4歳世代のレベルが低いというなら、5.6歳はそれなり高く、3歳や、今後デビューする2歳世代もそれらに匹敵するレベルの高さでないと、「4歳世代の」レベルが低いとは言えないと思います。ではなぜ、現時点で現4歳世代のレベルが低いと言われてしまっているのか、血統の側面から日本競馬の歴史を振り返りつつ考えていきます。

 

日本競馬の飛躍は間違いなくサンデーサイレンスというスーパー種牡馬の導入から始まりました。そしてそのサンデーサイレンスの最高傑作ディープインパクトにより、その勢力を維持してきました。その2頭がいかにすごかったか、独自の方法で紹介します。

 

わかりやすく説明するために、指標となる「種牡馬指数」というものを以下の条件に沿って出します。

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3歳G17競走体制が確立した1996年以降で、対象レース優勝馬種牡馬にポイントをつけ、その和をその年の3歳世代(一時期は4歳世代)の「種牡馬指数」とします。もちろんその世代の最も活躍した馬が遅咲きであり3歳時には頭角を現してしない場合や、そもそもこちらの集計ミスで値が間違っていることも想定され、正確さは低いですが、分かりやすさという面で使わせてもらいます。

独自の年代別種牡馬指数が以下の通りです。

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(※同着は点数を2分の1)

最初にサンデーサイレンス(サンデー)。96年から05年までの10年間でトップ6回の8連対。連対を外すこともありましたが、2年連続で連対を外したことはありませんでした。日本ダービー三連覇、皐月賞00から05年の6年間で5勝。最高値は2003年の75で、スティルインラブ牝馬三冠が大きく影響していますが、同世代の牝馬ナンバー2であったアドマイヤグルーヴもサンデー産駒。同年の菊花賞馬は父父がサンデーのザッツザプレンティが優勝していて、実質落としたのはNHKマイルだけという無双世代でした。そして晩年の2005年、ディープインパクトを輩出し、時代の終わりを迎えます。

 

次は2011年の桜花賞制覇を皮切りに、時代を席巻するディープインパクト産駒。桜花賞四連覇、日本ダービー7勝のほか、秋華賞菊花賞でも三連覇を含む5勝ずつをあげています。サンデー産駒が果たせなかったNHKマイルCの優勝馬も二頭出していて、11年から22年までの間、クラシックを勝てなかった年がありません。最高値は2016年でサンデーと同じ75。すごいところはディーマジェスティマカヒキサトノダイヤモンドの異なる三頭で、牡馬クラシックを制する離れ業をやったところです。2017年こそ連対を外しましたが、それ以外は22年まで全て連対。ただ、死亡したことに伴いもう新たな産駒を見ることはできません。

 

22.23年とドゥラメンテが連覇していますが、この馬も早逝してしまったので、覇権は長くは続きません。

 

さて、ある意味ここからが本題です。平成初期から数年前まで競馬界をリードしてきたサンデー→ディープの2頭ですが、綺麗にバトンタッチできたわけではありません。サンデー産駒が減り、一線級のディープ産駒が登場するまでの06年〜10年までの5年間、2頭のいずれも連対できない「空白の時代」があるんです。その5年間について見ていきます。

 

06年、反主流といえるオペラハウス産駒メイショウサムソンが牡馬二冠を達成。菊花賞馬はエルコンドルパサー産駒のソングオブウインドで、サドラーズウェルズの血を引く馬が牡馬三冠を制覇するという珍しい年となりました。07年に至っては、ロベルト系産駒の牝馬ウオッカにダービーを譲る始末。皐月賞ブライアンズタイム産駒、菊花賞ホワイトマズル産駒が勝利。牝馬路線でアグネスタキオン産駒のダイワスカーレットが世代を引っ張ったとはいえ、牡馬クラシックの勝ち馬種牡馬を見ると、時代を10年以上遡ったかのような重種牡馬の名が並びました。08年、09年はアグネスタキオンネオユニヴァーススペシャルウィークと、サンデー後継種牡馬が頑張りますが、10年はキンカメ産駒が牝馬三冠、キングズベスト産駒がダービー制覇と、キングマンボ系に持ってかれた年でした。

 

この空白の5年間、牝馬は、ダイワスカーレットウオッカブエナビスタなど牡馬ともわたりあった女傑が多く誕生しますが、牡馬はというと、メイショウサムソンディープスカイナカヤマフェスタヴィクトワールピサローズキングダムなど、前述した女傑たちにやられた印象が残る馬ばかりで、海外成績を見ても、ナカヤマフェスタ凱旋門賞2着、ヴィクトワールピサドバイWC制覇はあるものの、その前後に活躍する時代を引っ張った一流馬と比べると、見劣りするものがあります。

 

これらを踏まえると、サンデーとディープが日本競馬を牽引してきたが、こうした「超一流種牡馬の産駒がいなくった直後は日本競馬自体のレベルが下がり」、それに乗じて「牝馬の時代」、影が薄かった「反主流種牡馬の台頭」がやってくるのではないかとという仮説が立てられます。

その兆候はすでに始まっていて、去年の日本ダービーを制したのがサトノクラウンの産駒だったのが良い例でしょう。

このことから、4歳世代が弱いのではなく、日本競馬のレベル低下が始まりましたのだと思います。このためこれからは、牝馬、反主流種牡馬に注目すべきと思います。

 

今後を日本競馬界で注目したい血統ですが、

キングマンボ系

これは言うまでもなくといった感じで、先ほどの種牡馬指数でも、キングマンボ系は96年〜23年で9連対しています。サンデー系の2番手の位置付けだけに、サンデー系の勢いがなくなるなら当然浮上してくるでしょう。

ノーザンダンサー系(欧州)

何回か名前をあげたメイショウサムソンや世紀末覇王テイエムオペラオーの父オペラハウス、スペシャルウィークエピファネイアが内包しているニジンスキーアグネスタキオンニジンスキーの近親内包)、ステイゴールドダイワメジャーの母が持つノーザンテーストなど、サンデー、ディープが結果を残せなかったタイミングで結果を残した馬たちには、ノーザンダンサーの血が流れています。近年では見せ場の無かった直系、またはサンデー系ならノーザンダンサー内包馬に出番が増えると踏んでいます。

 

ディープ産駒無双であった大阪杯も、今年は1着キングマンボ系×ノーザンダンサー系、2着ノーザンダンサー系×キングマンボ系での決着。今後は過去の傾向にとらわれず、新しい視点で馬券検討をしていきたいと思います。

 

長くなりすみません。最後まで読んでいただいた人がいましたら、とてもとても感謝です。

 

お付き合いいただきありがとうございました!

総決算

どうも。

 

2023年も終わりに近づき、有馬記念がやって参りました。ちょっと前にダービーが終わったような気分ですが、あっという間に年の瀬まで来てしまいました。

 

さて、グランプリ有馬記念。当然のように乃木坂46からヒントをもらい予想を組み立てます。今回、過去最長の文字量となりそうですので、何卒よろしくお願いします。

 

乃木坂46は今年、大河女優・久保史緒里と、朝ドラ女優・山下美月をダブルセンターに据えた32枚目シングル「人は夢を二度見る」を発売しました。その後33枚目シングル「おひとりさま天国」をリリース。センターは5期生エース井上和が抜擢されました。ほぼ例年のローテと同じで、春と夏に1作ずつ出したわけですが、この32→33枚目の間隔が中20週と、例年に比べると長めであるという特徴がありました。

2012年のデビュー後、昨年までに年間3シングルを発売したのは、2012.2019.2020年を除く8年。この8年、その年の最初のシングル→2作目の発売の間隔は平均、中17.2週でした。このことから中20週が長めであったかが分かると思います。ちなみに1番短かったのは2014年の中13週でした。平均の中17.2週で線を引き、これより間隔が長かった年というのが、長い順に2022年(中22週)、2017年(中19週)、2021年(中18週)でした。

この3年に、何か共通点はないか探したところ、【①データ 同年に古馬G1勝ちがあり、今回の鞍上がコンビ2戦目の馬】を見つけました。

2017年シュヴァルグラン(JC・ボウマン)

2021年クロノジェネシス(宝塚・ルメール

2022年ジェラルディーナ(エリ女・ムーア)

上記条件に当てはまるのがこれらです。

今回の該当馬は

今年の天皇賞春を制し、横山武史騎手と2度目のタッグを組む、10ジャスティンパレスです。1番人気馬でちょっと残念ですが、1頭目の推奨馬とします。

 

そして年末には今年最後となる34枚目シングル「Monopoly」を発売。この曲は神曲ヒットメーカー杉山勝彦さんが作曲を手がけました。実は、杉山勝彦さんがシングル表題曲を手がけた年にも有馬記念好走馬の共通点があります。

杉山勝彦さんが手がけたシングル表題曲は

制服のマネキン(2012年)

君の名は希望(2013年)

サヨナラの意味(2016年)

僕は僕を好きになる、ごめんねFingers crossed(2021年)

の5曲。

該当年の好走馬一例をあげると

2012年ゴールドシップ

2013年オルフェーヴルウインバリアシオン

2016年キタサンブラックゴールドアクター

2021年ディープボンド

が名を連ねます。

これらの馬にどのような共通点があったかというと【②データ 2500M以上の重賞勝ちかつ3000M以上G1で馬券内経験があり、日本人騎手が有馬記念に騎乗する】でした。

キタサンブラックゴールドアクターはその前後の年に馬券になってますし、同データに該当するワールドプレミアも2019年3着のため、該当しない年には馬券内に来ないという訳ではなく、あくまでも杉山勝彦さんがシングル表題曲を手がけた年には、②データに該当する馬が1頭以上は馬券に絡んでいるというものです。弱くてすみませんが。今年は該当馬が2頭。1頭は一つ前のデータで推奨したジャスティンパレス。そしてもう一頭は、4タイトルホルダーです。菊花賞天皇賞春を勝っていてスタミナ豊富であり、今回は横山和生騎手が騎乗。ピークが過ぎた感はあるものの良い枠を引きました。2頭目の推奨馬とします。

 

最後のデータを見つけるのが苦戦しました。なんとか3曲をまとめて導けるものがないかと考え、たどり着いたのが、「同年のシングル表題曲の楽曲時間の和」という観点でした。

今年のシングル表題曲の楽曲時間はというと

人は夢を二度見る 5分43秒

おひとりさま天国 4分15秒

Monopoly 3分58秒

です。3曲を足すと13分56秒。

だからなんだよという感じになると思いますが、乃木坂46が同一年にシングル3曲を出した場合、楽曲時間の和が14分以上か未満かに分けることで、あるデータを浮かび上がらせることに成功しました。

14分以上だったのが

2013年(14分33秒)

2014年(14分5秒)

2016年(15分6秒)

2017年(14分17秒)

2022年(14分23秒)。

対して14分未満だったのが

2015年(13分43秒)

2018年(12分52秒)

2021年(13分32秒)

2023年(13分56秒)。

なので、2015.2018.2021年から共通項を探しました。

2015年キタサンブラック

2018年レイデオロ

2021年エフフォーリア

この3頭に共通していたのが【③データ 中山での重賞勝ち実績がある牡馬クラシック1勝馬で、有馬記念二桁馬番】でした。

これはパッとわかるでしょう。今年の該当馬は第90代日本ダービー馬、13タスティエーラです。この馬を3頭目の推奨馬とします。

 

推奨3頭にどのように印を回すか非常に悩んだのですが、今年の乃木坂46表題曲のセンター

32枚目→3期

33枚目→5期

34枚目→4期

とベテラン→若手→中堅の順になっていました。

ということで、推奨馬3頭をベテラン→若手→中堅の順に並べまして、

◎4タイトルホルダー

○13タスティエーラ

▲10ジャスティンパレス

で勝負したいと思います。

この3頭の3連複を厚く買い、3連単が当たれば跳ねるようなイメージです。

様々なドラマを見せてくれたタイトルホルダー。この有馬記念がラストラン。悔いの残らないよう逃げに逃げて逃げ粘ってもらいたいです。

あ、もちろんソールオリエンスも抑えます。推し馬ですので、ソールオリエンスが来ても馬券を取れるようにはしておきたいと思います。

 

お付き合いいただきありがとうございました!

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ダブルセンターの系譜

どうも

 

2023年12月6日、乃木坂46 34枚目シングル「Monopoly」が発売となりました。

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賀喜遥香ちゃんと遠藤さくらちゃんのダブルセンター楽曲。名曲ヒットメーカー杉山勝彦氏が作曲を担当し、今年の締めくくりにふさわしい、素晴らしい一曲だと思います。

 

さて、競馬界はというと、クラシック戦線が終わり、古馬中距離頂上決戦が終わり、中央ダート最強馬決定戦が終わり、あっという間に暮れの2歳戦シーズンまで来ました。今週は、2歳女王決定戦阪神ジュベナイルフィリーズ。世代の中心になるであろうボンドガールからどう買うかのレースだと思っていたのですが、まさかの回避。完全に手詰まりとなりました。言い方は悪いですが、どんぐりの背比べ状態になってしまい、全く分からないので、ここはMonopolyのサインから馬券を組み立てたいと思います。

 

前述しましたが、今シングルは乃木坂の代名詞ともいえるダブルセンター楽曲。ダブルセンターの歴史が始まった「今、話したい誰かがいる」(13th)を皮切りに、レコ大初受賞曲「インフルエンサー」(17th)、新風を吹き込んだ夏曲「逃げ水」(18th)、映画あさひなぐの主題歌「いつかできるから今日できる」(19th)、世代交代を告げた「人は夢を二度見る」(32nd)と続き、Monopolyは2作ぶり6曲目のダブルセンター曲となりました。

 

この中でダブルセンターシングル発売直後(水曜→日曜)にG1が行われたのは、

2015天皇賞・秋(13th)

2017高松宮記念(17th)

2017秋華賞(19th)

2023大阪杯(32nd)

の4レース

この羅列を見て、「はいはい、あれが言いたいんでしょ」と思う方も多いかとは思いますが、改めて振り返りたいと思います。

レース結果のまとめが以下の通り。

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もう、これを見れば一目瞭然でしょう。そうです。ダブルセンターシングルが発売された直後のG1では必ず7番もしくは7枠の馬が馬券になっています。これはおそらく、初代ダブルセンターの一角、西野七瀬さんが乃木坂に残した、究極のサインだと捉えております。今回の該当馬は4頭いますが、ここからさらに絞り込めるデータがあります。7番か7枠で馬券に絡んだ、ステファノスレッドファルクス、ディアドラ、リスグラシュー、ダノンザキッドは全て馬名に音階(ファ、レとドとファ、ドとラ、ラとシ、ド)が含まれています。

 

さあ、今年の阪神ジュベナイルフィリーズで、7番か7枠かつ、ドレミファソラシドが馬名に含まれている馬はただ一頭。

 

◎14サフィラ

です。

正直なところ、当初は嫌いたい人気馬の一頭でした。母サロミナ、その父ロミタス、兄姉にはサリオス、サラキア、サリエラなどがいるお馴染みの4文字血統馬で、全兄サリオスが同コースの2歳G1を勝っていることから、マイル適性が高いと思われ、人気になると思いますが、姉たち同様2000Mくらいの距離がベストに感じ、マイルは忙しいと思っています。前走アルテミスステークスは追って追って精一杯の2着。チェルヴィニアには完敗でした。ハーツクライ産駒の距離短縮で挑んだレースで、向かない条件のため、馬券外に沈むと思っていました。それでも2着にまとめてくるあたりは、地力はそれなりにあるのかなという印象。チェルヴィニアとの単純な物差し比べをすれば、人気のコラソンビート、キャットファイトには先着できる計算になります。厳しい戦いになるとは思いますが、そのポテンシャルだけでなんとか善戦してもらいたいです。

 

あとは7アスコリピチェーノ。7枠の13カルチャーデイ、15ナナオは抑えておきたいと思います。

ダブルセンターシングル発売直後の過去の4レースでは奇数枠と偶数枠でワンツーになっています。そういう点も踏まえて、馬券を組み立てていきたいと思います。

 

お付き合いいただきありがとうございました!

怪物倒せるやついるか?

どうも

 

一気に寒くなりましたね。ガクッと気温が下がった数日前に、体調を崩し、もしかしてコロナかと思いましたがただの風邪ですみました。良かった良かった。

 

さて、競馬界はというと、15日、牝馬クラシック最終戦秋華賞が行われます。早速言いますが、

◎6リバティアイランド

です。

事故がない限り三冠でしょう。この世代の牝馬とは格が違いすぎます。ただ、大事なのはこのグリグリの大本命馬がきた上でおいしい配当をとること。阪神JF桜花賞オークスいずれもリバティを本命にしてきましたが、それぞれ対抗モリアーナでハズレ、対抗ドゥアイズでハズレ、対抗ハーパーも3連系のみで挑んでドゥーラを拾えずハズレと散々な結果。最後はなんとしても仕留めたいので、適切な相手選びが必要になります。

ここからはあくまでもリバティアイランドが勝つ前提で話を進めます。

その上で注目したいのが、三冠馬が誕生した時の秋華賞の結果です。単勝1倍台の人気で三冠を制したのは

2012年 ジェンティルドンナ

2018年 アーモンドアイ

2020年 デアリングタクト

の3頭

この3年間の2、3着馬は

2012年 ヴィルシーナ、アロマティコ

2018年 ミッキーチャーム、カンタービレ

2020年 マジックキャッスル、ソフトフルート

です。

ここから共通点を探すと

6頭のうち4頭の4角通過順は勝ち馬と同じか後ろ。

必ず一頭は桜花賞オークスを使っていなかった馬が馬券になっている。

という二つの要素をあげることができます。

なぜこうなるのか。それは「馬にも感情があるから」だと思います。

話はそれますが、オールスター感謝祭の赤坂5丁目ミニマラソンを例にあげます。

誰もが見たことあると思いますが、このレースの醍醐味はワイナイナ選手と芸能人との戦い。ハンデをつけて後ろから追いかけてくるバケモノから芸能人たちが逃げ切れるかというのが見どころだと思います。そして、よく見る光景が、途中まで頑張って走ってるのに、ワイナイナに並ばれたり、抜かれたら諦めて走るのをやめてしまう芸能人の人たち。なんで諦めてしまうのかといえば、それはワイナイナの凄さを分かっていて、前に出られたら抜き返せないと思っているからでしょう。

話を戻します。これは馬も同じはず。「強いことが分かっている馬に抜かれること」は戦意を喪失させるものになると思います。直線入口までいきいきと走っていたのに、自身より強いヤツが来たとき「ああ、もうだめだ」と思って諦めてしまう馬はたくさんいるはず。

なので、クラシックに出ていなかったため春の2冠馬を知らないことと、勝負所で春の2冠馬に抜かれないことが重要で、それが前述した二つの要素に結びつくと思います。脚質の面で該当しなかった二頭のうちヴィルシーナは「そもそも世代No.2を確立していた」ミッキーチャームは「抜かれたところでゴールがきた」というこじつけで除外できます。

さあ、本題です。

今年のメンバーでクラシック未出走馬は9頭。そのうち、リバティアイランドより後ろで運び、追い込みにかける競馬をしそうな馬…

 

 

○3マラキナイア

に致します。

アルテミスSを使っているため、リバティアイランドと戦ってしまっているんですが、他の馬を探した時、「逃げ先行脚質」「条件戦のパフォーマンスが低すぎる」「前哨戦エグい勝ち方をして反動が気になる」といった馬ばかりで、マラキナイアは対戦済みなので一度対抗候補から除外したんですが、結局この馬にしました。

アルテミスS5着の後出走したひいらぎ賞は中山芝マイルなので、勝たなかったことがプラスなくらいで、6着は度外視。その後のチューリップ賞はスタート直後に不利を受けた上に、直前ごちゃつき着順は9着でしたが上がり3Fは最速でした。スムーズに競馬ができた一勝クラス戦を上がり最速で勝利。昇級初戦の八ヶ岳特別は、直線、ラジニケ杯のレーベンスティールのゴミ騎乗でもお馴染みのT崎騎手が3、4回進路を探し、ようやく見つけて追い込んだ時にはすでに遅しという競馬。ローズステークスでも直線他馬とぶつかって弾かれる不利があり3着止まり。あれがなければ勝てたとかは言いませんが、ここまでの不完全燃焼ぶりを見た上で「0.5秒差の3着でギリギリ出走権を獲得できた一勝クラスの馬」で片付けるのはナンセンスかと思います。

そしてもう一つ。推したい要素がジャスタウェイ×キングカメハメハの血統。この同配合の代表格にアウィルアウェイがいるのですが、この馬唯一の重賞勝ちが、シルクロードS。オープンのオパールS勝ちや、葵S3着もあり京都と相性抜群。さらに北九州記念3着(10番人気)、2021年CBC賞3着(6番人気)と直線が平坦な小倉も良績でした。

さらにBMSキングカメハメハだけを切り取っても、アウィルアウェイの兄インディチャンプがマイルCS勝ち、タガノエスプレッソがデイリー杯2歳S勝ち、ステイフーリッシュが京都新聞杯勝ち、モズカッチャンは秋華賞3着→エリ女優勝、ママコチャが安土城Sで度肝を抜くぶっちぎり勝利など、父や距離の違いはあれど、京都で実績を残す馬が多いことがわかります。

マラキナイアは直線が平坦なコースを走るのは今回が初めて。阪神の一勝クラスを勝った時も、直線で坂を走ってる時は苦しそうで、前の馬にリードを広げられたのに、坂を越えると一気に加速して交わしさりました。

このコース変わりは大歓迎でしょう。

あとは乗り方次第。ラチ沿いでリバティアイランドを見ながら脚を溜めて、馬群を縫って伸びてこれれば、好勝負になるはずです。

とりあえずリバティアイランドとマラキナイアの3連系二頭軸で勝負する方針で、能力上位のオークス組、反動がでなれければ勝負になりそうな4枠の二頭、待ちタイムは微妙も3連勝中で京都内回り経験済みのピピオラなどを相手に抑えたいなと思います。

マラキナイアってどういう意味だよと思って調べたら「3月のイルカ」みたいですね。

ということで、3月生まれのカワイイ子とイルカの写真を載せておきます。

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お付き合いいただきありがとうございました!

 

 

小倉2歳クラシック最終戦〜名スプリンターへ〜

どうも

 

夏競馬は最終日。小倉開催を締めくくるのはもちろん小倉2歳ステークスです。小倉2歳クラシック初戦のフェニックス賞は本命4着でハズレ。続くひまわり賞は本命3着でトリガミ。今回はなんとしても当てて、プラス収支で終えたいところです。

 

さて、今年の小倉2歳ステークス。好素材が集まったように感じます。中でも高い素質を感じたのが

◎9ミルテンベルク

です。

デビュー戦は阪神芝1200M。勝ちタイム1.10.4と平凡に見えますが、やや重だった上に、ノーステッキで快勝。まだ本領発揮していなのではないかと思うような内容でした。好スタートを切りながら一頭行かせて2番手で運び、前の馬を目標にして直線に入り、軽々交わすというセンスを感じる勝ち方でした。性別は違いますが、メイケイエールの新馬戦を見た時のようなインパクトがありました。阪神芝1200M組からの参戦は好走馬が多い一方で勝ちきれていないのも事実。連系の軸なら鉄板という見方で馬券を組み立てたいと思います。

 

◯6パッシングフラワー

新馬戦バケモノの片鱗を感じた一頭。ただ欧州血統馬で、追走ペースが早くなる2戦目が鬼門と思い、本命はやめました。34.3の上がり最速で差した瞬発力は素晴らしかったですし、将来的に大きいところを目指せる器だと思います。

 

▲10アスクワンタイム

なんといっても5年前の同レース勝ち馬ファンタジストの全弟である点が強調材料。中京からの参戦は兄同様ですし、上位争いは確実と思います。

 

牝馬を一頭買っておきたいので、キャンシーエンゼル。ビックシーザーの全弟で新馬戦を大楽勝したビッグドリームも抑えます。

 

基本的には6.9.10の3頭で決まること、すなわち馬券内はピンクと緑帽子が独占することを一番期待しています。

 

ということで

サイリウムピンク×緑の炭酸を貼っておきます。

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しゅわしゅわしゅわしゅわ〜

 

頼む絶対に当たってくれ‼️

 

お付き合いいただきありがとうございました!

小倉2歳クラシック第2戦〜九州産馬の甲子園〜

 

どうも

 

あっという間に甲子園が終わってしまいましたね。決勝では連覇を目指す仙台育英を慶応が破り、実に107年ぶりの優勝を果たしました。107年という間隔、全く想像が出来ません笑。宮城県出身者と神奈川県出身者が決勝を視聴する様子が入手できましたので、載せておきます。

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さて、競馬界では、九州産馬の祭典ひまわり賞が行われます。2021年に九州地方で生まれた競走馬のナンバーワンを決める戦い。全力で挑みたいと思います。

 

まずは、①勝利経験があり、勝ち負けになる馬。②斤量差を生かして馬券内に食い込めそうな馬。③チャンスがありそうな地方馬。の3つに分けます。

 

①は当然、ユメカナウケン、テイエムチュララン、アイタカの3頭。ここはシンプルに

◎8テイエムチュララン

とします。出走馬の半数が3連闘で挑むなか、8月13日の九限新馬を逃げ切り勝ちし、中1周のローテで参戦。ここを目標に準備を進めて来たと思います。推し要素はなんといっても母テイエムチュラサンが、ひまわり賞勝ち馬であること。能力、血統面からもこのメンバーでは上位だと思うので、母娘制覇を期待して、素直に本命にします。

 

◯4ユメカナウケン

初戦はテイエムチュラランに0.3差で負けましたが、前走は新馬戦から走破タイムを1.2秒詰めて2着に5馬身差をつける圧勝劇を見せました。ただ、テイエムチュラランが中1週で臨むなかこちらは3連闘。反動なども考慮してひとつ評価を下げました。乃木坂競馬部POGの指名馬でもありますので、好走に期待です。

 

あと16アイタカももちろん抑えますが、今の芝はものすごく道中ラチ沿いを通った馬が好走しているので、外枠に入ってしまったため、評価を大きく下げました。

 

②にあげるのが、前走の未勝利戦で3着に入った12ヒマワリクン。ひまわり賞勝ち馬を母に持つ10キリシマジョイナーの2頭。

 

③は門別から参戦する14エイシンチョンパ。母エーシンブルバードは、1勝馬で、唯一の勝ち鞍が小倉芝1200Mでした。こうした要素を考慮して穴馬にあげようと思います。

 

夏の甲子園仙台育英の連覇達成はなりませんでしたが、ひまわり賞は鹿児島県勢の連覇を有力視したいと思います。

 

お付き合いいただきありがとうございました!

小倉2歳クラシック開幕戦〜It's the phoenix life〜

 

どうも

 

先日、乃木坂46の新曲おひとりさま天国のMVが公開されました。夏曲らしく、元気ないっぱいな感じでいいですね。セットを作るのは大変だったんだろうな〜と思いました笑

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さて、

 

今年もこの季節がやって参りました。

小倉2歳クラシックの開幕です。

 

第一弾となるフェニックス賞ですが、今年はなんと出走馬のうち、中央での勝利経験馬は1頭のみ。あとは未勝利馬か佐賀馬という、前代未聞のクソメンバーが集結しました。こんなメンバーでのレース予想するのはやめようかと思いましたが、フェニックス賞をやらないのは、人としてどうかと思いましたので、しっかり予想しました。

 

まず

◎9シカゴスティング

唯一の勝利馬で、この馬の勝ち方と、他の中央馬の負け方を見ると、さすがに馬券内3議席のうち1席はこの馬が占めているなと感じているので、逆らうことなく本命です。夏場3戦目で疲れが気になりますが、普通に1200メートル走れば勝つでしょう。言うことは特にないです。

 

ここからが本番です。他の10頭のうち、残りの2席を選ぶわけですが、開幕週開催なので小倉を走った馬がいません。そこでポイントにあげたいのが、1200Mより長い距離を走った経験がある馬と、坂ありコースを走った馬です。

 

〇7ジョウゲンノツキ

新馬戦は東京芝1400M。勝ち馬は素質馬ノヴァエクスプレス。2、3着馬は次走の未勝利戦でワンツーを決めており、レベルは低くないと思います。2〜4着馬が差し馬で、ノヴァエクスプレスについていった先行勢は軒並み失速しました。同馬は好スタートから好位を確保し、残り100Mで完全に止まった感じでした。距離短縮はプラスに働くと思うので巻き返せると思います。

 

あとは残りをどこまで絞って勝負するかですが、佐賀勢でいうとグッドタイミングがおもしろいかなと思います。

 

なんとか当てたいですね。

 

お付き合いいただきありがとうございました!